乗松聡子さんを囲んでの勉強会 感想
乗松聡子さんの勉強会を通してそれぞれの感想を綴ってみました
ー感想①ー
乗松さんの「加害の立場」の自覚という意見は正にその通りと思いながら聞きました。
確かに私たちの住む日本という国は原爆を落とされたなど悲惨な歴史を持っていますが、何故そのような歴史があるのか、その根底を知るべきです。台湾の2.28事件や北朝鮮という国の建国、そういったものにも少なからず日本は関係しているのです。
私たちは、ただ「被害者」であるという立場にいるのではなく、侵略戦争をしかけた「侵略者」であったという自覚もなくてはならないと、今回の勉強会では改めて思いました。
馬場佑作(若者会議・名桜大学学生)
ー感想②ー
基地負担が過重に強いられている沖縄の現状を日本人はどう考えているのか。安保法制を容認するならば、当然、日本本土に米軍基地を移すべき。いや、もともと本土にあった米軍基地が反対運動によって沖縄へ移されたのだから元に戻すべき!が正しい。乗松さんの力強い言葉は常日頃抱いている私の思いと重なる。まさか、沖縄県外の方から基地引取り論が展開されるとは思わなかった。何度、沖縄の選挙で民意を示しても、雨風が吹きすさぶなか基地負担軽減!と抗っても何にも変わらない現実を目の当たりにすれば、誰だって押し潰されそうになる。日本政府に声が届かない、民主主義崩壊の気配を感じながら基地引き取り論がウチナーンチュの希望となる。乗松さんとの時間はそのことに気付かされた時間だった。
平和は正しい歴史認識の下に生まれる。
戦後70年以上も守り続けてきた憲法9条が歴史認識の上に成り立っていることを我々は知らなければならない。
河原やよい(女性会議)